Hola! メキシコ就労後、現在は修士スペイン留学中の流です。
前回の記事では、スペインでの保険証取得~病院予約について紹介しました。
今回は実際に病院に行ってきましたので、スペインでの受診の様子をお伝えします。
保険証の使い方
前日に電話で予約した病院へ時間通り向かいます。
着いたところは、建物の1室のクリニックという感じです。
インターホンを押すと受付の方が扉を開けてくれ、「この時間に予約した者です」と伝えると、
保険証と身分証明書の提示を求められました。
病院に行く方は忘れずに持参して下さいね。
身分証明書は、NIEかパスポートを提示する事が出来ます。
また昨日ダウンロードしたAdeslasのアプリで保険証を見せる事ができます。
アプリを開いて「Degital Card」を選択します。
身分証明書が預けられ、「ここで待っていてくださいね」と待合室に通されました。
待合室は日本みたいですね
椅子とテレビがあって、子供が遊べるようなおもちゃや本も置いてありました。
5分程待っていると、先生の元へ案内されました。
診察
担当してくれたのは、50代位の女性のお医者さん。
「今日はどうされましたか?症状を教えてください」と質問されます。
「1週間前から風邪をひいていて、最初は喉が痛かったのですが、
数日前から鼻づまりがひどくて、鼻呼吸が出来ず夜も眠れないです」
と症状を説明すると、「頭痛ありますか?」「鼻水の色は何色ですか?」等症状に関する質問がされます。
一通りの質問を終えると、診察席に移動して、喉・耳・鼻の様子を道具を使って実際に確認していきます。
ここでビックリしたのが、先生こんなに接近しているのにマスクをしていない…!!
日本だったら絶対お医者さんマスクしていると思うのですが、担当してくださった先生は喉の診察以外は、NOマスク。
患者を目の前にNOマスク、凄いな…!とビックリしました。
鼻は管を通してカメラでのチェック。
インフルやコロナ検査の際、鼻に綿棒入れられるのが苦手な私にとっては、怖い…。
その様子が伝わったのか、
「大丈夫ですよ、少しの間我慢してね」と先生が励ましてくれました。
検査が終わると、「sinusitisですね」と診断されました。
「sinusitis」の専門用語が分からないので、その場でグーグル翻訳を使って検索。
日本語だと「副鼻腔炎」というみたいです。
先生は紙に処方する薬の名前を書きながら、
「この薬は1日1回3日間、これは8日間、これは朝晩2回を30日間飲んで下さいね」
と薬の飲むタイミングと日数を説明してくれます。
最後はこの紙を渡してくれて、「薬を飲めば良くなりますから、安心してくださいね」と言ってくれました。
診察が終わり、受付の人が「この紙にサインして下さいね」と言われたので署名すると、
身分証を返却してくれました。
薬局へ
病院診察の後は、処方せんを持って薬局へ行きます。
スペイン語で薬局は「farmacia」ファルマシア
町中のいたるところで見つける事ができます。
薬剤師の方に処方せんを渡すと、すぐに用意してくれました。
また、「この薬がとても強いので、腸を守るためにこの薬を服用するといいですよ」と
腸を守る薬を勧めてくれたので、それも購入する事にしました。
処方せんは薬局に回収されてしまうので、
「薬をいつ何日間飲むか」書かれている処方せんは、自分で写真を撮影するのを忘れないで下さいね。
今回かかった費用は
・診察代 0€(スペインは保険適用される病院では、診察代かかりません)
・4点薬代 32€ (薬は保険適用されないので、自分で負担します)
日本は診察代/薬代は保険適用で共に3割負担、
スペインは保険適用で診察代0、薬代は全額負担なので、
全体的に見ると、日本とスペインの費用は同じ位な印象ですね。
まとめ
今日はスペインでの病院受診、薬局利用についてご紹介しました。
日本ではお医者さんは圧倒的に男性中心で、淡々としている方が多い印象です。
偶然かもしれませんが、メキシコでも今回のスペインでも女性のお医者さんが担当してくれました。
弱っている時に、女性のお医者さんに「大丈夫ですよ」と優しく笑顔で言われると、気持ち的にほっとします。
大変な時こそ、そんな女性の柔らかさが患者さんの助けになるのかなぁと。
日本でも女性のお医者さんが増えていけばいいなぁ、と感じたりもしました。
病院の予約は少し大変でしたが、
予約してからは待ち時間も少なく、スムーズに診察できて助かりました。
丁寧に接してくれたお医者さん、薬剤師さんに感謝です。
薬も処方されて安心するので、体調が悪い時は保険を使っての診察をお勧めします。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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