Adeslas保険証入手&病院予約の仕方 -スペインで病気にかかった時は-

スペイン

Hola! メキシコ就労後、現在は修士スペイン留学中の流です。
季節の変わり目は風邪をひいたり、病気にかかりやすいですよね。

今回はスペインで病気にかかった時の

保険証入手から病院予約までの方法を徹底解説します。

想像を遥かに超える、病院予約までの困難な道のりが待っていました…。

日本に住んでいる方もこれを読むと、いかに日本の保険制度&病院予約が簡単で素晴らしいかを痛感する内容となっています。

保険加入 innoinsure (Adeslas)

スペイン留学VISA申請 -必要書類から注意事項まで徹底解説!-
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上のスペインVISA申請の記事でも紹介しましたが、留学で長期滞在する場合は、スペイン現地会社の保険加入が必須になっています。

私は日本にいる際に、大手保険会社「Adeslas」の保険に加入しました。
(注)現在「Adeslas」の名前は2023年12月をもって終了し、「innoinsure」という名前になっているようです)

保険会社 innoinsure(Adeslas) 公式ウェブサイト

【日本語対応】スペインのビザ向け医療保険- Innoinsure
Innoinsureはスペイン大手保険会社ASISAやDKVの保険プランをご案内しています。ビザ申請・更新に全て対応!さらに安心の日本語カスタマーサービスも提供しております。

今回私は風邪をきっかけに副鼻腔炎が発生し、1週間以上経っても頭痛と夜寝られない状態が続いたので病院を受診する事にしました。

今回はスペインに来て初めての体調不良だったので、

保険の使い方も、どの病院に行っていいのかも分からないてんやわんやの状態。

スペインは日本みたいに保険証出したら、どこの病院でも3割負担のような簡単なシステムではないです。

保険会社が複数あり、保険会社ごとに保険適応(診察無料)になる病院が指定されています。

その為日本の様に、「Googleマップで最寄りの病院調べて行く!」とはいかないので、病院予約のハードルが高いです…。

そこで、保険会社のチャットサービスを使用する事にしました。

Innoinsure (Adeslas)の保険会社の強みは、日本語の問い合わせ対応サービスがある事です。

公式LINEで問い合わせ


Innoinsure (Adeslas) は公式ラインがあります。 (下記リンクから友達追加可能です)


https://line.me/R/ti/p/@898nhuxa?oat_content=url


ラインを開くと、画面下に「メニューはこちらをタップ」という項目があり、
「チャット相談」を押すと、質問を送れるようになります。

質問を送ると名前を確認されたので、ローマ字でフルネームを送信します。


名前を送信すると、すぐにAdeslasの提携病院リストと予約方法の説明を送ってくださいました。
そして病院受診には「保険証」が必要な事が説明されました。

保険証取得方法

保険会社公式ホームぺージに訪れ、保険加入の際に登録したメールアドレスとパスワードでログインします。

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ログインして、画面右上の人形マークをクリック。


そうすると、「健康保険証」という欄があるので、「デジタル保険証」をクリック。

保険証カードを発行する事も可能ですが、今回は急ぎの為、短時間で発行可能なデジタル保険証を選びます。
(出来るならばスペイン渡航後すぐに、カード送付手続きをして手元にカードを持っておくと安心です)

「保険を選択」の欄で自分の名前を選び送信すると、
登録のメールアドレスに「デジタル保険証の申請」という申請が完了したメールが届きます。

しかし実際どれ位で到着するのかが不明だったので、先ほどの公式ラインに戻り
「デジタル保険証はどの位で発行可能でしょうか?もし本日での発行が可能でしたら、本日受診したいと考えております」と相談すると、
「本日中に発行させて頂きますのでお待ちください」というメッセージと共に
ラインからPDF版のデジタル保険証を10分弱で送ってくださいました。

デジタル保険証は有効期限60日間なので注意。

病院探し(鬼畜ver 非推奨)

デジタル保険証を手に入れたので、次は病院探しです。
送られてきたPDFの病院リストはこんな感じ。

462ページの中に病院の名前、住所、電話番号等書かれています。

心の声( ん…? なんじゃと…?)

病気で弱っている中、400ページ超えのこんなに膨大な情報量から、自分の家に近い病院を見つけるのは至難の業です。

探している間に倒れる事、間違いなし。

この鬼畜な状況を一気に解決する優秀なアプリがあるので、アプリ登録の仕方を紹介します。

アプリ登録

アプリ登録は以下の手順書の通り進めます。

〜実際のアプリ画面〜

アプリをダウンロードし、右上のボタン「EN」の欄から「英語・スペイン語・カタラン語」から使用言語をクリック。
最初は「Registar」(登録)を選択。

手順書の通り、必要情報を入力していきます。
私は日本で保険加入の際にパスポート番号を登録しているので、
Document TypeはNIEやDNIではなくPassportを選択し、パスポート番号を入力。

必要事項を終えると無事登録が完了し、ログイン出来るようになります。

アプリでの病院探し (100%推奨)


ログインするとこのような画面が出てくるので「Search for doctor」をクリック。

「Street」:右側の青ボタンを押すと、「Search near me」で自分の現在地(自宅)を入れる事が可能。
「Specialism」:自分の受診したい科の名前を選択。

受診したい科が何科か分からない時は、単語をグーグル検索します。
「耳鼻科」はOtorhinolaryngologyが正式名称ですが、
「ENT」という略称もあるとのこと(「Ear耳」「Nose鼻」「Throat喉」の頭文字略称)

住所と受診科名を入れて、「Search」検索。

するとこのように、家に近い順番で病院リストを出してくれます。

リストでは、ドクターの名前、家からの距離、住所、電話番号が確認できます。

さっきの500ページ近くのカタログから探す事を比べたら、このアプリ神様!
「How to arrive」を押せば、クリニックの場所がグーグルマップでも表示されます。

なんと便利なのでしょう!

心の声(救世主現る!現代の技術に感謝!!)

この結果を見ると、「家から1番近い所に直接今から行こう!」という気持ちにもなりますが、絶対にやめてください。
スペインの病院は事前予約必須です。

緊急病院は予約なしで行けますが、重症ではない限り、膨大な待ち時間を待つ可能性が高いです。

病院電話での予約

その為直接病院へ行くのではなく、必ず事前に予約電話をします。

アプリの「電話番号」マークをタップすると、自動的に電話がかかります。

ただ、これが結構な確率で繋がらない…。
家から近い順のクリニックにかたっぱしからかけていきますが、
繋がらないor 留守番メッセージという事が何軒か続きます。


やっと、つながった!と思って

「今日受診したいのですがあいてますか?」と聞くと
「今日は予約が一杯です。次予約できるのは2週間後です」
2週間後?! そんなに待てません…。

1)繋がらない 2)留守番メッセージ 3)予約が一杯

結局、これらの理由で上から順に10軒のクリニックにかけたものの、どこも予約できず…。
風邪で弱っている+頭がぼーっと働かないので疲労困憊…。

(嘘だろ…) 疲れ果てて、正直一度諦めました。

でも4時間後にもう一度頑張ってみるか…と再び電話を片っ端からかけはじめたら、
前は通話中だったクリニックに1軒通じました!

「今日は予約でいっぱいですが、明日の夕方18時ならあいてます」と言われたので翌日の診察を予約。
10軒以上かけた末にやっと予約がとれたので、この時は本当にほっとしました。

まとめ

スペインでの保険証取得〜病院予約の方法を紹介しました。


結局病院に行きたいと思ってから、予約が取れたのは5時間後。
さらに当日空きがあるところはなく、翌日の受診になりました。(それでも翌日に受診出来たのは幸運)

特に体が弱っている時なので、脳の判断&体力&気力が10分の1以下。そんな中、病院予約するだけでも疲労困憊でした。

ですので、元気な時に出来る事の事前準備をしておくのが大事!
私が勧める行動は以下の3つです。

1) 保険会社 Innoinsure (Adeslas) の公式ラインを登録(困った時にすぐ相談できるように)
2) スペイン到着後は速やかに保険証を申請(デジタル保険証&実際のカード)
3) Adeslasのアプリダウンロード&登録(アプリがあればすぐに病院探し可能)

今回は幸運にも公式チャットの日本語対応が「応答時間内」だったので、すぐに保険証も手に入れる事が出来ました。
応答時間外だと、相談も出来ない&保険証もすぐに発行されないので、完全につみます…。
だからこそスペインに到着次第すぐ、1)~3)全てやって備えておく事を強くお勧めします。

これがスペインや、同じAdeslasの保険会社じゃなくても、元気な時こそいざという時の為に

保険がすぐ使える状態にあるか、
自分の保険をどうやったら使えるのか下調べをして準備しておくのが海外では大切ですね。

また、アプリがある状態でも、電話予約必須なのでスペイン語が話せないと辛いです。
スペイン語が話せない場合や電話出来るような体調ではない時は、現地のルームメイトやスペイン語が話せる日本人に相談しましょう。

同じバルセロナに住んでいてこのブログを読んでくださっている方、困っている時は遠慮なく自分に声をかけて下さい。自分の出来る事を全力でお手伝いします。

今回はスペインで風邪・病気になった時、
保険会社Innoinsure (Adeslas)での保険証の入手~病院予約までの方法を紹介しました。


この記事が誰かが体調不良・病気で困った時の参考になりますように。

次回は、実際に病院に行った時のスペインでの診察の様子もお伝えします。

本日は長い文章を最後まで読んで頂きありがとうございました。
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