Hola! メキシコ就労後、現在は修士スペイン留学中の流です。
皆さんに「推し」はいますか？
私は小学生の頃から藤原竜也さんのファンで、東京に上京してからは必ず映画・舞台を観に行っています。
今回はそんな藤原竜也さん主演の舞台「中村仲蔵」を観た感想を紹介します。
オンライン配信
舞台「中村仲蔵」は2/6～25まで東京公演がありましたが、
今私はスペインに住んでいるので残念ながら直接観に行くことが出来ず…。
そんな悲しみから救ってくれたのが、今回のオンライン配信！
3/31(日)～4/7(日)までの1週間、4500円で2時間半の舞台のオンライン配信を視聴できます。
脚本:源孝志、演出:蓬莱竜太
出演者:藤原竜也、市原隼人、浅香航大、池田成志、髙嶋政宏、をはじめとする豪華演者達
今回は舞台「中村仲蔵」見所と、オンライン配信の素晴らしさを紹介します。
見所1 第一幕の最後
ここは第一幕のラスト、中村仲蔵が”役者の性に気づく”シーン。
私が個人的に、今回の舞台の中で1番圧倒されたシーンです。
涙、鼻水、汗、血走る目、唾まで見える位の近さで表情を捉えるカメラ。
これは舞台上だったら、本当に前の方の席のお客さんじゃないと見れない表情！
「どうやったら、こんな風に鼻水まで出せる？」
と本当に迫真の演技。藤原竜也さんの演技の凄さに圧倒されます。
見所2 「〇〇を投げねえで下せえ！」
これは、藤原竜也さん演じる中村仲蔵がある物を投げつけられるシーン。
絶対にここ、藤原竜也さんの大師匠である蜷川幸雄さんとのやり取りを、間違いなく意識している！
これは藤原竜也さんファンなら思わずにやり、実際観客の笑い声もばっちり収録されていました！
見所3 信じられない長台詞
青い衣装に身を包み、かなり長いセリフを一気に中村仲蔵が言うシーン。
さらに途中は早口言葉のような言いにくい言葉までスラスラと！
昔の日本語が使われているだけあって、まるで外国語を聞いている気分。
現代語じゃない難しい長台詞を覚え、あれだけ言い切るシーンにはびっくりします！
見所4 “50 両”のシーン
ここは、中村仲蔵が嫌がらせを受け「50両」のたった一言しか言うのを許されなかったシーン。
このたった一言だけの場面を、一体どのように演じるのか…。
本当に言葉が無い中での演技。
動きと、表情だけで観客に全てを伝えてくる役者の醍醐味・美しさを感じました。
ここでも藤原竜也さんの血走っている目が凄い！
見所5 最後の舞
舞台最後は、皆で集まって踊るシーン。
ここで亡き母の姿を見て、表情が変わる所に注目！
「母」と向き合う姿が、当時15歳藤原竜也さんの初舞台「身毒丸」を彷彿とさせます。
踊りも所作をゆっくりにして、スローモーションの様に見せている演出が素敵でした。
見所6 衣装の数々
2時間半の舞台を通して、凄い量の衣装・髪型の変化が見られます。
アフタートークでは13回着替えがあり、裏で大変だったと藤原竜也さんも仰られていました。
着物、長髪姿、カツラ姿、色鮮やかな衣装…と本当に色んな姿を見れる事がわくわくでした。
舞台「中村仲蔵」の魅力
今回は、見所盛沢山の舞台「中村仲蔵」の様子をお伝えしました。
今回はオンライン配信ならでは、
中々近くまで見る事が出来ない表情の細部を見る事もできました。
それがよく分かった注目ポイントは、藤原竜也さんのカツラの色と実際の肌の色の違い。
平常時は、藤原竜也さんの肌の色に合わせているので、カツラと肌のつなぎ目はあまり目立たない。
でも藤原竜也さん本気のシーンでは、
顔が真っ赤になって、カツラの肌色とは全く異なるんです！
顔にびっしりかく汗、涙、唾、垂れる鼻水、血走る目…これを見れるのは、至近距離でのカメラワークだからこそ！
そして、こんなに凄い迫真の演技が出来る藤原竜也さんは、本当に凄いです。言葉を失います。
中村仲蔵も役者、藤原竜也さんも役者という事もあって重なる部分があるのも、
観客をあっといわせる魅力の1つなのでしょう。
歌舞伎や日本の芸能には詳しくありませんでしたが、
今回の観劇をきっかけに日本の伝統芸能も見てみたい！
昔の言葉の意味も学んでみたい！と思わされる舞台でした。
興味が出た方、ぜひ4/7(日)までの限定オンライン配信見てみて下さいね！
オンライン配信の未来
今回初めて、オンラインの舞台配信を見る機会になりました。
やっぱり「迫力」は生の舞台が素晴らしいですし、今後も日本にいる際は舞台に直接足を運びたいです。
それでも「オンライン配信」の素晴らしさも強く感じました。
通常はかなり前列でしか見られない、役者さんの表情を細部まで見る事が出来る事！
もし今後「オンライン配信」があったら、「直接劇場で見る」＋「オンライン配信」と2回鑑賞する位価値があると思いました。
また今回自分が海外にいたことをきっかけに、
「オンライン配信」をすれば、沢山の人が見られるという事にも気づけました。
・海外在住者
・病気や足腰が悪く外には行けない方
・妊婦さんや小さいお子さんがいる方
・介護をしている方
・地方在住で東京の劇場に足を運ぶのが難しい人
コンサートや舞台は、本当に色んな人の本気の思いがつまっていて、見ると凄く元気がもらえます。
だからこそ、今後も劇場での公演と共に、より多くの人に届けられる「オンライン配信」も広まっていけばいいなと感じました。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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