Hola! メキシコ就労・スペイン院留学を経て、現在モロッコで生活中の流です。
前回・前々回での記事で「生理に対するカルチャーショック」「ホストマザーとの冷戦」の様子を紹介しました。
その内容を短くポストしたものが、X(Twitter)で199万回表示されました。
その時何が起こったのか、今回の件で学んだ事について、お話します。
思わぬ形で広がる
今週火曜日、ホストマザーに冷蔵庫から無言で味噌を出されるという事が起きました。
その内容を投稿したのは、その日の朝9時過ぎ。
その日自体は、いいねとコメントが数件ついた位で、特に変わったことは起こりませんでした。
普通に1日を過ごし眠り、翌日がきました。
Twitterを開くと、「いいね、コメント、新規フォロー」で大量の通知が来ている事に気づきます。
「何が起こっているんだ?!」 と 例のポストを開きます。
「いいね ♡688、 ブックマーク461 、表示回数 199万回」となっており、
フォロワーは一夜で300人近く増え、1日に600人以上の方が自分のブログを訪問しました。
600人、私の地元の小学校の全校生徒数と同じ位の数!
それでも驚きですが、「表示回数199万回ってどういう事?!」
日本の都道府県の人口を見ると、岐阜県の人口が48県中17位で199万人です。
私の出身県の人口の数はとうに上回っています。
「そんなに多くの人の画面に表示されたの…?!」と衝撃を受けました。
投稿が多くの人に見られて起こること
Twitterで投稿が広がると、色んな事が起こります。
・通知が山のように来る
・コメント通知が埋もれて、発見しにくくなる
・大量のコメント返信に時間がかかる
・意図していない内容にも受け取られる
ツイッターで1度に投稿できる内容は「140字」と文字数制限があります。
その為、140字で到底全ての状況を書ききる事はできません。
その140字に「書いてあることだけ」で判断され、批判も飛んできます。
「ホストマザーに謝れ」「非常識」「文化を敬え」
そんな言葉が書き込まれていました。
投稿した「140字」に書かれていなくても、実生活では
1) ホストマザーには既に謝罪しており、
2) イスラム教の生理に対する考え方にショックは受けたものの、文化を尊重して家庭のルールを守っています。
それでも、攻撃的な人は、「書かれている部分だけ」で勝手に判断して、心ない言葉をかけてきます。
「不特定多数の人間に、攻撃的な言葉をかけられる」
生まれて初めて経験する事でしたので、ダメージも受けました。
「この人達は、人の事情を知らずに好き放題言っているんだ。気にしちゃいけない」
頭ではそう分かっていても、心は無意識に傷ついてしまうようです。
一人ひとりにコメントを返していたら、頭が痛くなったので、大きなストレスになっていたのだと思います。
自分の投稿の広まりや、ネガティブなコメント数なんて他の人に比べたら、大した事はありません。
それでも傷つくので、より多くの批判コメントを受けたら、本当に精神が病むと思います。
「直接口でも、書くコメントでも、絶対に人を傷つける事は言ってはならない。」そう強く感じました。
あたたかいメッセージ
中には攻撃的で心無いコメントもありましたが、
優しいコメントを送ってくる方は、それ以上に沢山いました。
・共感してくれる方
・応援してくれる方
・イスラム教の情報を送ってくれる方
・イスラム教で暮らした実体験を教えてくれる方
イスラム教の文化を知る事ができとても勉強になりましたし、あたたかい声は大きな励みになりました。
Twitterだけではなく、ブログを読んだ私の友達は、落ち込んでいる私を励まそうと、
本当にあたたかい、優しい、メッセージをかけてくれて、本当に心が救われました。
まとめ
今回投稿が広まったことで、自分自身色んな事を勉強させてもらいました。
・ツイッターの限られた文字数では、全ての状況を伝える事は出来ない
・一部の情報だけで勝手に判断し、批判・心ないコメントをする人がいる
・ネガティブコメントを見ると落ち込むので、見ない・気にしない。
・自分が発信する事で、情報を与えてくれる人や励ましてくれる人がいる
改めて「言葉」の力って大きいなと思いました。
・自分の140字が、199万人に届く事。
・情報を届ける手段にもなるし、誰かを傷つける刃にもなること
でも今回の件で確信しました。
「自分のつぶやき」という、ほんのふとした出来事や思いが、誰かに届く事。
インスタグラムの投稿は写真や動画がメインで、楽しい場面が多いです。
異文化のカルチャーショックも、ホストマザーとの冷戦も、きっと写真では投稿していないでしょう。
でも、ツイッターやブログだったら、文字を通して伝えられます。
海外に住むという事は、楽しいキラキラしたことばかりではありません。
悲しいことも、苦しいこともあります。でも、だからこそ得られる感情、経験、学びが沢山あります。
私はもっと「言葉」を通して、何かを伝えたい。
楽しいワクワクも、悲しくて辛い経験も、「言葉」を通して、伝えられる人になりたいです。
そして、改めてあたたかいメッセージで私を元気づけてくれた方に、大きな感謝を伝えたいです。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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