Hola! メキシコ就労・スペイン院留学を経て、モロッコで生活中の流です。
前回はモロッコの首都ラバトでの、語学学校Sprachcaffe初日の衝撃的な様子をお話しました。
今日は、フランス語勉強歴1か月の私が配属されたB1-2クラスを変更しようとしたお話をします。
地獄のクラス
フランス語語学学校初日、クラスのレベルの難しさに衝撃を受ける。
なぜならフランス語をたった1か月しか勉強していない私が、B1-B2クラス(海外大学留学・就労可能レベル)に配属されたからだ。
フランス語が話されるケベックから来たカナダ人、フランス語圏のベルギーに4年間住んでいたドイツ人達が、同じクラス。
レベルが違いすぎるクラスメイトと、どう考えても、仏語学習歴1か月の超初心者の私が、一緒に勉強出来るわけがない。
先生も、私があまりにも初心者であることを察して、クラス変更できないか交渉するように、学校担当者の連絡先が書かれた名刺を渡してくれた。
家に帰宅して、その連絡先Whatsapp(海外で使われているLINEのようなアプリ)にメッセージを早速送る。
語学学校担当者へクラス変更依頼
私「こんにちは。私は今日から授業をスタートした、流と申します。
入学前に受けたオンラインテストの点数は33/77点でした。この点数はどのフランス語レベルに該当しますか?」
と、オンラインテストの結果と共にメッセージを送った。
学校「こんにちは。33点だと、あなたのレベルはA2です」
(やっぱり。どう考えたって、仏語学習歴1か月の私のレベルがB1-B2なわけないよね…。)
私「そうですよね。私はフランス語を勉強して1か月なので、そのレベルが妥当だと思います。
でも、今回私が配属されたクラスは難しすぎて、先生・クラスメイトが何を言っているか、全く授業が理解できませんでした。
担当の先生はこのクラスはB2レベルで難しすぎるので、学校に連絡をとるように言いました。
担当の先生が言うように、私の学習歴にあった、A2-B1レベルのクラスにうつることはできませんか?」
状況をしっかりと説明して、より自分のレベルにあったクラスにうつしてもらえるよう依頼する。
だがしかし、現実はシビアだ。こんな返信が返ってきた。
学校
「A2-B1クラスはありません」
ズバッと一刀両断の返事がくる。
そして、続けられる学校側のメッセージ。
「A2-B1クラスはないので、難しすぎるならば、あなたはプライベートレッスンに変更できます。
ただ値段は違ってきます。あなたが登録しているグループ授業は1時間半×週5日=計7時間半で、€70/週です。
プライベートレッスンは€260/週なので、1週間に追加で€190払うことになります。」
(1週間でプラス190ユーロ=プラス3万円だと・・・?)
1週間合計7時間半のために、3万プラスの約4万円払うなんて、高すぎる…!!!)
安い授業料を求めてモロッコにやってきたのに、こんな高い授業では、本末転倒だ。
なので、もう一度聞いてみる。
私「今自分が受けている授業の時間帯を変更する事も出来ます。どんな時間帯でもいいので、A2-B1クラスはありませんか? それとも、そもそもこの学校にA2-B1クラスはありませんか?」
学校「今のところ、B1-B2クラスしかありません」
もう、ダメだ…、終わった…。
絶望である。
事前に受けたレベル確認用オンラインテストは何の為にあったんだ…?
B1-B2クラスしかないって、語学学校としてどうなっているんだ…?
沢山の疑問が湧き上がってくる。
しかし、一気に跳ね上がる高額な授業料を払うわけにもいかないので、しぶしぶ納得する。
私「分かりました。そしたら、今のB1-B2クラスを続けます。可能な限り理解できるよう、努力します」
こうして、私のクラス替えチャレンジは失敗に終わった。
また、あの何を言っているか全く分からない教室に行き、ここで3週間フランス語を学ぶと思うと、恐怖を感じた。
あの教室に行くのが、怖い。
でも、私はフランス語を学ぶためにモロッコに来たんだ。
この、全くわけのわからないクラスで、フランス語勉強歴が圧倒的に違うクラスメイトに囲まれて、
正直、どこまでやれるか分からない。
それでも、この3週間、何とか切り抜けるしか道はない。どうにか、戦ってやる…。
不安と、恐怖と、ほんの少しの闘志を胸に抱き、眠りについた語学学校初日の夜。
ー続くー
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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