Hola! メキシコ就労・スペイン院留学を経て、現在モロッコで生活中の流です。
前回はモロッコ到着翌日にハチに刺されたことについて紹介しました。
今日はフェズから首都ラバトへの移動の様子をお伝えします。
ハチに刺された後ホテルへ
ハチに刺されたショックに負けずに、宿へ戻る。
迷宮都市の中で見られる、人々の暮らし
迷宮都市の細い道を進んで、30分位すると宿に着いた。
宿のお兄さんは相変わらず親切で、ニコニコしていた。
荷物を受け取り出口へ向かうと、「良い旅を!」と言ってくれた。
リュックサック、小さいスーツケース二個を押しながらガタガタ道を歩いていると、
荷車を押していたおじちゃんが、「ここに入れな」と言ってくれた。
おじちゃんは、車が通る道まで荷物を運んでくれて、とっても助かった…。
「シュクラン ゼジーレ (アラビア語で“どうもありがとう”)」と感謝の気持ちを伝える。
そこからはタクシーで駅に向かう。その駅から、モロッコの首都であるラバト行きの列車に乗るためだ。
電車でフェズ→首都ラバトへ
フェズ駅に到着。
切符を買い、時間がくるまでサンドイッチを食べながらカフェで休憩。パンがサクサクで美味しい。
時間が来たので、列車にのる為プラットフォームに行く。
しかし、どの車両に乗ればいいのか、どこに自分の席があるのか、分かりずらい。
列車に乗ると、それぞれの席に番号がふってあったので、自分の席を目指す。
自分の番号を見つけた。どうやら8人のボックス席のようだ。
上に荷物置き場があるので、スーツケース・リュックを荷物台にのせる。
無事列車に乗る事が出来て、ホッと一息。
…と思うが、ホッと一息できない。
車内がサウナのように暑い…。
天気予報を見ると、なんとその時の気温は38度だった。
そりゃ暑いわけだ…
と思いながら、扇子を使って全力で扇ぐ私。
地元民は暑さに慣れているのか、平気な顔をしていた。
そうしてサウナ列車に乗られ3時間。
もう少しで目的地の首都ラバトに着こうとしていた。
簡単に目的地辿り着けず
切符の到着時刻に書かれていた20:40。
時間通りに、列車が駅にとまった。
スーツケースをおろし、狭い通路を通りながら、やっとのこと列車を降りる。
ホームステイを斡旋してくれた担当者が、滞在先へ案内するため駅で待ってくれている。
「駅に着きました、どこにいますか?」と位置情報を送ると、
「あなたがいる駅は間違っています。そこはサレ駅です。」と言われた。
その言葉を受けて、グーグルマップを開くと、確かに目的地ではない駅に降りていた。
本当だ…。
日本の新幹線的な感覚で、到着時刻通りに降りてしまったが、
モロッコの列車は時間通りに運航せず、遅れが発生していた。
幸い、10分後に同じ方向の列車がきたので、もう一度列車に乗り込んだ。
今度はグーグルマップの位置情報を何度か見ながら、目的地に向かう。
そしたら途中で、位置情報が失われる。
「あれ、何で消えた?!」と思いながらも、列車は走行する。
それから何分か経ち、位置情報の青丸が戻ったので、位置を見ると、何故か既に目的地の駅を過ぎていた。
(これは後ほど知ることになるが、そのRabat Ville駅周辺では、いつも位置情報が反応しないことが判明した)
「嘘だろ…」と思いながらも、これ以上先に行ってもまずいので、まずは列車をおりる。
目的地の駅からは10分離れていたので、タクシーを使う事に。
タクシーを捕まえて10分走行後、やっと本来の目的地である駅に到着する。
ホームステイ斡旋の担当者に会うと、「大変だったね!でもホームステイ先はすぐだから!」と明るく言ってくれた。
彼の言う通り、道路を挟んだ駅の目の前に、滞在先のアパートがあった。
扉を開けると、リビングでは、モロッコ人のホストマザーと、斡旋会社の娘2人が迎えてくれた。
遅れた経緯を説明すると、
「日本では列車は時間通り着くんだよね、でもモロッコでは時間通りに着かないよ!」とモロッコ人少女が言い、それを聞いて皆で笑った。
軽く自己紹介をした後は、部屋に案内してもらった。ダブルベッドのある広くて立派な部屋。
これからの滞在費を現金で払うと、「何かあったらいつでも連絡してね。これからモロッコ楽しんで!」と
担当者は言ってくれた。
こうして、ラバトのホームステイ先に到着した夜11時。
昨日のモロッコ到着から、24時間も経っていないのに、
1 タクシードライバー喧嘩勃発
2 距離感バグ兄さん
3 人生初ハチに刺される
4 38度のサウナ列車
と、とにかくハードな1日だった…
「モロッコ生活24時間しか経ってないのに、既に濃すぎる…」
ハチに刺された手はほんのり痛かったが、
翌朝になって腫れがひくことを願いながら、この日は眠りについた…。
色んな事が起きた、モロッコ生活の初日。これから一体どんな事が待ち受けているんだろうか…?!
ー続くー
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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