フェズ探索:ツッコミどころ満載のモロッコ人

モロッコ

Hola! メキシコ就労・スペイン院留学を経て、現在モロッコで生活中の流です。
前回の記事では、「Twitterで投稿が約200万回表示された時に起きたこと」を紹介しました。

今日は8/12に投稿した「モロッコ到着翌日の朝」の続き、フェズでの1日を紹介します。

迷宮都市フェズ探索

「フェズ」という町は、「世界一の迷宮都市」と呼ばれている。世界遺産にも登録されている旧市街が、まるで巨大迷路のように複雑だからだ。

そして、この迷宮都市フェズは「皮なめし」で有名だ。
動物の皮の段階から、あらゆる革製品を作るための加工を行う。

だから今日の1番の目的は「フェズの皮なめし工房」を見ること!

目的地の方に歩いていると、ワンピース好きな同世代のモロッコ人と出会う。
暫く話をしていたら、家族が皮なめし工房をやっているので紹介してくれることになった。
途中で彼のお兄さんも合流した。

「世界一の迷宮都市」と言われるのは納得で、細い道が何個にも別れており、1人だったら完全に迷ってしまいそうな町だ。

10分程歩き、工房に到着する。
うおっ…かなり独特な臭いがする。これが皮なめしの工房の臭いか…。

中では男性が、沢山の動物の皮に囲まれて作業していた。

牛・羊・ヤギなど色んな種類の皮を扱っているらしい。

階段をあがった先の屋上から、灰色の水がたまったパレットのような場所が見える。

ここで皮を染色しているとのことだ。

皮を太陽の光にあてて乾燥させている様子。

このように、動物の皮が革になるまでの工程を見せてもらった。

距離感がバグっているモロッコ人

一通り工房を見た後は、見晴らしがいいと言われる場所に案内してもらった。

案内してくれるモロッコ人は、上着を脱いで歩き始めた。


(ここは海か!)

と全力でツッコミしたくなるような恰好である。

その日のフェズの気温は36度。そんな中で坂を上がるのは、かなり暑い。
暑そうに歩いていると手を差し伸べられたが、手なんて繋いで歩いたら暑すぎるので、丁寧に断る。

暑い中上まで歩くと、フェズの町を一望できた。茶色い建物で埋めつくされている。

1番上まであがると、彼はセルフィで一緒に写真を撮りたいと言った。写真を撮るのが好きらしい。

…写真を撮るのはいいが、距離が近い。

あと、ほっぺにキスをしそうになるの、本当にやめてくれ。
近すぎる距離間から、

(この人ガールフレンドはいないのか・・・?)と疑問に思い、

「ねえ、あなた彼女はいないの?」と聞いたら、
「奥さんがいるよ! あと3人の子供!」

と言い、満遍の笑顔で家族写真を見せてくれた。

(おいおい、奥さん、さらには3人の子供までいるんかい! なのにその距離感なんかーい!!!)
非常にツッコミ所が満載すぎる。

その後もハグをしたがる素振りが見られたので、

「日本では、結婚している人は、他の人にそんな距離で接してはいけないんだ」と伝えると、
「手をつないだり、ハグをするのは、君が僕の妹の証さ! My sister!」と返された。

(私はいつあなたの妹になったんだ!)

「あなた達の文化があるように、私にも自国の、日本の文化がある。それを尊重して欲しい」と説明すると、
彼は納得したようで、そこからは少し距離をとってくれた。

色んな作業場

その後も目的地の1番大きなタンネリを目指しながら、町を探索する。
道中、色んな作業場も見せてくれた。

革製品を完成させる為に、革を切ったりしている様子。

完成すると、このような色鮮やかな革製品ができあがる。

服の生地を織っている作業場も見せてくれた。

「どうしてこんな風に色んな場所に案内してくれるの?」と聞くと、
「僕は人がハッピーだと嬉しいから!」と彼は言った。

その後も色んな会話をしながら、歩き続けた。

そうして、本日最大の目的地である、「町で1番大きなタンネリ」に到着しようとしていた。
次回、遂に巨大タンネリ到着! そこで起きたハプニングとは・・・?! ―続くー

本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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